日本最古の柚子の産地
水尾は「日本の柚子栽培発祥の地」として
知られています。
柚子は、鎌倉時代に中国より移入され、
水尾柚子は鎌倉時代後期の第95代・花園
天皇(1297-1348)が水尾に植えたのに始まる
ともいわれ、御所に献上されていたといいます。
水尾は「日本の柚子栽培発祥の地」として知られて
います。
柚子は、鎌倉時代に中国より移入され、水尾柚子は
鎌倉時代後期の第95代・花園天皇(1297-1348)が
水尾に植えたのに始まるともいわれ、御所に献上
されていたといいます。
実生栽培
水尾の柚子は実から育てる実生栽培が特徴で、種から実がなるまで約18年程度を要します。百年、二百年を越える古木も多く、果実や果汁は非常に香りが高く、長く続くのが特徴。ただ産量が多くないので、なかなか全国の市場に出回りません。そのため希少な高級食材として、京都の和食や和洋菓子の原材料として料理人に重宝されています。
手間のかかる収穫
手の届かないほど高い位置にある柚子は、脚立や昔ながらの木の長いはしごに上り、一つずつ丁寧に手摘みします。柚子のトゲは鋭く長いので、帽子と肘までの皮手袋が必需品。柔らかい表皮がトゲで傷つかないよう「二度切り」を行い、かごに一個ずつ入れていく手間のかかる収穫作業となります。
柚子の成長
毎年5月初旬に、小さな白いつぼみが姿をあらわします。
その後五弁の白い小さな花が開花、夏頃に青い実が結実します(青柚子)。 夏から秋にかけて、実が大きくなると共に徐々に色づき、11月から12月に柚子の収穫が最盛期を迎えます。